塗装業のケース

業種 塗装業
従業員数 3名
債権者数 9社
負債総額 約3100万円
経営者個人の破産 有り(同時に申立)

■事案の内容

・会社は、20年ほど前に代表取締役社長が一人で開業した会社でした。
・事業内容は、塗装業ですが、順調に業績は推移し、外注を使用するなどして売り上げも増加していました。
・しかし、平成21年頃から売り上げが伸びず、外注費用などの高騰で支払が苦しくなるなか、個人の家計と会社の経理を厳密に分けることをせず、あるところから使う状態になってしまいました。
・個人で自宅マンションがあったものの、競売にかかり、支払いもできなくなったために破産の申立がされました。
・弁護士の鈴木は破産管財人に就任し、財産を調査、預貯金の解約のほか、信用金庫の出資持分の払い戻し等を行いましたが、残念ながら債権者に対して配当するだけの財団を築けず、配当は無しで終了しました。
・代表者であった社長個人の免責は認められ、手続は終了しました。
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